会員の三浦かおりです。
本日は、「コーマワークの実践と可能性」と題したオンライン研修会のご案内をさせて頂きます。
(お申し込みについては、「フライヤー」をご参照下さい。)
コーマワークは、プロセス指向心理学に基づき、昏睡状態や最小意識状態などの特別な意識状態におられる方とコミュニケーションを確立し、心理的支援を提供する方法です。
『臨死への扉〜新たな看取りのアプローチ〜』の共著者で、ニュージーランドのホスピスの現場で心理療法士としてコーマワークを提供してきた ケイ・ライアンさんを講師にお招きしています。「死にゆく人のスピリチュアル・ケア」と題してご講演を頂くとともに、体験的なエクササイズをファシリテート頂きます。
プロセス指向心理学に基づく「コーマワーク」は初めてきくという方も、すでにご存知の方にも、分かりやすく実践的な内容です。「死にゆく」ことと「(その人らしさを)生ききる」ことを支えることがスピリチュアル・ケアであり、人と人が深く「つながる」ことの意味を考えるきっかけにもなると思います。
日本が2025年から超高齢化社会、そして多死社会へと移行するといわれる今だからこそ、「死にゆくプロセスとその支援」に、一緒に向き合いませんか。
私たちがひとたび、強い変性意識状態にある人々とのコミュニケーションに成功すれば、死後の人生、時を超えた永遠の現実が この瞬間に現れ出ようとしているとみえる
ー アーノルド・ミンデル
※アーノルド・ミンデル(1940.1.1-2024.6.10)は、プロセス指向心理学とコーマワーク創設者
【講師紹介】ケイ・ライアンさん(MHSc; MNZAP; Dip.POP.)ニュージーランド・アオテアロアにおけるプロセス指向心理学創設メンバー。心理療法士として35年以上のキャリアを持ち、数年間はホスピスで心理的・スピリチュアルケアに重点を置き、スタッフや家族に昏睡時のコミュニケーションスキルを教えていた。イングリッド・ローズとの共著『臨死への扉〜新たな看取りのアプローチ〜』がある。 近年は、地元の病院にNODA (No One Dies Alone)を立ち上げ、家族や友人のサポートなしに死を迎える人たちに寄り添うボランティアを養成している。
どなたでもご参加頂けます。どうぞよろしくお願い致します。